2021年04月14日
教えてホーム長 Q39 認知症を近所へ知らせる告知
Q&A 近所の方に認知症を伝えるか悩んでいます
Q 39 67歳の妻と二人暮らしです。半年前より認知症が進行し生活全般ができなくなり、一人で出て行くことがあるので危険防止のためにも近所に伝えておいたほうがいいかなと思っています。あまり親しくしているわけでもないので悩んでいます。また、ついつい大声をだしてしまいます。
A:毎日のことですので、元気で仲の良い夫婦だって、時には大声を出し合うことはごく普通のことです。しかし、今の奥様は生活全般ができなくなって半年ということですから、奥様自身も不安や戸惑い・混乱を感じて、何をどうしたらよいのかわからないのに大声をあげられると益ます混乱してしまいかえって逆効果となります。また、周囲の不適切な対応や反応でいらだち、不安を増幅させてしまいます。それよりも近所の人や知人に理解しいていただきフォローしていただいた方が安心した気分になるのではないでしょうか。認知症の人と家族の会のつどいでは、是非ご近所に告知していただき、温かいまなざしで協力をお願いしましょうと、お話ししています。また、同じ悩みを持っているご家族からは、告知の方法などアドバイスを頂いています。回覧板で回すご家族もおりましたよ。誰もが住み慣れた地域で暮らし、困った時はお互い様の精神で助け合う。地域包括支援システムが今後主流になってきます。地域に住む高齢者が、その地域で自分らしい生活を最期まで持続していくために、介護や医療、さらには住まいや生活支援の提供します。
理解者が増えることによって今までより介護が楽になります。また、ご主人が認知症という病気を理解することによって対応方法が変わってくると不安がなく落ち着いた生活ができるようになります。
最近では、認知症に対しての情報が沢山ありますが、もう一度一般論を整理してみましょう。
・記憶に関しては、ご飯をたべたことを全部忘れてしまうような記憶の全体的欠落
・認知・理解・判断力に関しては、何時であるか時計を見て読むことが出来るが、その時間に自分が何をすればよいのかがわからない。
・買い物に行って何をどのくらい買ってよいのかわからない。
・同じ事を何度も繰り返し聞く。
・自己抑制力に関しては、自分の感情をコントロールすることが出来ない
・計算力などの知的機能に関しては、買い物をしてもいくら払えばよいかわからず、大きなお金を出しておつりをもらい、つり銭が あっているのかわからない。小銭がたくさん財布に溜まってしまう。
以上のようなことが起こってきます。これらが日々の生活をしていく上で、今までであればスムーズにできていたことを妨げてしまうのです。
つじつまが合わない言動に周りは、度忘れ位に思っていいるが、繰り返し同じような状況になり、ご主人としてはついつい大声を出してしまう気持は良くわかります。また、毎日同じことの連続にストレスがたまってしまうことでしょう。
近所の人や知人は外見は変化がない状況なのに「おかしいなー」と思っています。奥様を見る目が何となく違っていてその雰囲気を奥様は敏感に感じ取ります。そしてプライドが傷付くのです。周囲の不適切な対応や反応が不安や苛立ち、戸惑いを増幅させてしまうのです。それよりも近所の人や、知人に話し理解していただいた方がずっと気分も楽になり、安心した気分にもなります。状況を話すことは辛いことでしょうが、勇気をもって伝えてみてください。いま、認知症サポター養成講座を受けた方々の認知症サポーター数は13,017,997人(うちキャラバン・メイト数 168,894人)[令和2年12月31日現在]おります。多くの方々が認知症について学んでいます。ご近所にも受講した方々がいるかもしれませんね。
ホーム長石田

Q 39 67歳の妻と二人暮らしです。半年前より認知症が進行し生活全般ができなくなり、一人で出て行くことがあるので危険防止のためにも近所に伝えておいたほうがいいかなと思っています。あまり親しくしているわけでもないので悩んでいます。また、ついつい大声をだしてしまいます。
A:毎日のことですので、元気で仲の良い夫婦だって、時には大声を出し合うことはごく普通のことです。しかし、今の奥様は生活全般ができなくなって半年ということですから、奥様自身も不安や戸惑い・混乱を感じて、何をどうしたらよいのかわからないのに大声をあげられると益ます混乱してしまいかえって逆効果となります。また、周囲の不適切な対応や反応でいらだち、不安を増幅させてしまいます。それよりも近所の人や知人に理解しいていただきフォローしていただいた方が安心した気分になるのではないでしょうか。認知症の人と家族の会のつどいでは、是非ご近所に告知していただき、温かいまなざしで協力をお願いしましょうと、お話ししています。また、同じ悩みを持っているご家族からは、告知の方法などアドバイスを頂いています。回覧板で回すご家族もおりましたよ。誰もが住み慣れた地域で暮らし、困った時はお互い様の精神で助け合う。地域包括支援システムが今後主流になってきます。地域に住む高齢者が、その地域で自分らしい生活を最期まで持続していくために、介護や医療、さらには住まいや生活支援の提供します。
理解者が増えることによって今までより介護が楽になります。また、ご主人が認知症という病気を理解することによって対応方法が変わってくると不安がなく落ち着いた生活ができるようになります。
最近では、認知症に対しての情報が沢山ありますが、もう一度一般論を整理してみましょう。
・記憶に関しては、ご飯をたべたことを全部忘れてしまうような記憶の全体的欠落
・認知・理解・判断力に関しては、何時であるか時計を見て読むことが出来るが、その時間に自分が何をすればよいのかがわからない。
・買い物に行って何をどのくらい買ってよいのかわからない。
・同じ事を何度も繰り返し聞く。
・自己抑制力に関しては、自分の感情をコントロールすることが出来ない
・計算力などの知的機能に関しては、買い物をしてもいくら払えばよいかわからず、大きなお金を出しておつりをもらい、つり銭が あっているのかわからない。小銭がたくさん財布に溜まってしまう。
以上のようなことが起こってきます。これらが日々の生活をしていく上で、今までであればスムーズにできていたことを妨げてしまうのです。
つじつまが合わない言動に周りは、度忘れ位に思っていいるが、繰り返し同じような状況になり、ご主人としてはついつい大声を出してしまう気持は良くわかります。また、毎日同じことの連続にストレスがたまってしまうことでしょう。
近所の人や知人は外見は変化がない状況なのに「おかしいなー」と思っています。奥様を見る目が何となく違っていてその雰囲気を奥様は敏感に感じ取ります。そしてプライドが傷付くのです。周囲の不適切な対応や反応が不安や苛立ち、戸惑いを増幅させてしまうのです。それよりも近所の人や、知人に話し理解していただいた方がずっと気分も楽になり、安心した気分にもなります。状況を話すことは辛いことでしょうが、勇気をもって伝えてみてください。いま、認知症サポター養成講座を受けた方々の認知症サポーター数は13,017,997人(うちキャラバン・メイト数 168,894人)[令和2年12月31日現在]おります。多くの方々が認知症について学んでいます。ご近所にも受講した方々がいるかもしれませんね。
ホーム長石田

Posted by 2人3脚 at 09:42│Comments(0)
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